神仏両界秘法について


 わたくしは仏教を信奉しておりますが、日本人として神国の民であるという気持ちから、神界のいろいろな神秘さに惹かれて修行してまいりました。その後、この修行の成果を表に出すことなくきましたが、ようやく機が熟したと感じまして、神界と仏界の秘法を結合した、神仏両界の秘法を完成させました。
4年前の平成2年、初めて神仏両界のお護摩を大阪府下の柏原聖地で焚きあげました。そのとき、わたくし自身非常に感銘するところがあり、参拝した信徒も大きな感動を受け、神仏両界の秘法を世に出していかなければと考えておりました。
その矢先、昨年10月、伊勢神宮第61回式年遷宮奉祝・神仏両界大柴燈護摩供のご招聘を受け、これはいよいよ神神がご所望のことだと、宗教家として深く感じ、本年度から星まつりを神仏両界の秘法で奉修しようと決意いたしました。
式年遷宮は天照大御神が主神でございますから、伊勢ではお祀りいたしました。わたくしは、天照大御神は国開きの神さま、素佐速男命は国創りの神さまと存じております。このたび、主神に素佐速男命をご招来したのは、日本が21世紀を前にして大きな危難に差しかかり、新たな世界創り、国創りに苦労している折り、国創りの神さまである素佐速男命をお祀りして、国民のみなさまが精進・努力されるよう祈りまして、ご奉安した次第です